分解炉の内張りは耐火断熱材に対する要求が高く、気密性が良く、熱伝導率が低い必要がある。そのため、大型エチレン分解装置の分解炉の炉壁は、バーナー気流洗浄部に軽量レンガ構造を採用し、その他の部分には断熱性能の高い耐火ファイバーやファイバーモジュール構造を採用している。
各部分の運転条件が異なるため、使用する耐火断熱材も異なります。分解炉のライニングを施工する場合、その構造により、輻射室、移行部、対流部、煙道、煙突の4つの部分に分けることができる。各部分の耐火断熱材の具体的な構成は以下の通りである:
1.放射線室
輻射室は分解媒体中の軽質炭化水素の加熱反応場である。炉の温度は1260℃。壁と底の両側にオイルバーナーとガスバーナーがある。輻射室の底部、側壁、上部に使用される耐火断熱材は異なる。 A.炉底は主に断熱ボード、断熱耐火レンガ、耐火レンガなどを使用する。
B.側壁は、セラミック・ファイバー・フェルト、断熱ボード、耐火断熱レンガ、ファイバー・モジュール、フック、フック固定プレート、ファイバー・モジュール・アンカー釘でできている。
C.ストーブ・トップには主にセラミック・ファイバー・フェルト、ファイバー・モジュール、ファイバー・モジュール固定用釘が使用されている。



2.移行セクション
ラジアントチャンバーの炉壁と同様に、側壁にはファイバーモジュールを設置し、特殊な形状の部分のモジュールは特別に設計されたモジュールを設置し、底部のライニング構造はラジアントセクションの炉底と同じです。トランジションセクションに必要な材料は、セラミックファイバーフェルト、インシュレーションボード、耐火断熱レンガ、ファイバーモジュール、ファイバーモジュール固定釘などである。



3.対流セクション
側壁パネルは耐火キャスタブルを下地にしたプレハブで、厚さは200mm。厚さ100mmのインシュレーションボードを裏打ちとして、この時点で端管板のライニングが施工されている。エルボボックスのライニング構造は、厚さ50mm(25mmを2層に分割)のファイバーブランケット舗装である。側壁に必要な材料は、セラミック・ファイバー・ボード、キャスタブル、「Y」字型アンカー釘、「V」字型アンカー釘などである。エルボボックスにはアンカーとセラミックファイバーフェルトが必要。



4.煙道と煙突
煙突と煙道のライニング構造は50mm厚の耐火キャスタブル。アンカーと断熱キャスタブルの使用が必要。
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